設計監理料について
設計事務所に家を頼んだ際に必要になる費用として最も主になるのが設計監理料です。設計事務所が行う「設計」「監理」業務に対しての報酬となります。
設計
- 建築主の要望を実現するプランとデザインをする基本設計
- 基本設計に従って現実的なものとする実施設計
- 予算内の材料選定
- 法的な規制への対応
これらに応える寸法やカタチを考えて図面化する事が【設計】です。
監理
- 見積もり依頼を建設会社に提出し、見積もり内容のチェックを行い金額が適切であるか否かを判断する
- 設計図通りの施工が進んでいるかチェック
- 図面だけでは伝わらない内容の伝達
- 建築主の代理となって、工事現場との打合せや指示
- 建築主への報告
設計者の考えた通りに工事現場を進める業務が【監理】です。建築主にとって監理は、『工事現場の通訳』と『工事現場のチェック役』となります。専門的知識を用いて、建築主の代理となって現場をまとめていきます。
設計監理料の目安
樋口建築設計事務所では業務を適切に行うために、設計監理業務の報酬基準は、原則として建築費に対する%で決めさせていただいています。
一戸建て新築住宅
建築費に対して設計費は4.5%~、監理費は2.5%~
Case.1
木造2階建て住宅・工事費2000万円の場合
2000万×7% → 140万円 構造計算量 → 20万円
設計監理料は160万円(税別)
Case.2
鉄骨造3階建て住宅・工事費3000万円の場合
3000万×7% → 210万円 構造計算量 → 40万円
設計監理料は250万円(税別)
お支払いのタイミング
設計監理委託時 | 委託料 | 設計監理料×10% |
---|---|---|
基本設計完了時 | 基本設計料 | 設計監理料×30% |
実施設計完了時 | 実施設計料 | 設計監理料×30% |
引渡時 | 監理料2 | 設計監理料×30% |
設計監理料に含まないもの
- 建築確認申請料
- 印紙税
- 登録免許税(登記する際の税金)
- 保存登記費用(司法書士の登記代行費用)
- 標示登記費用(土地家屋調査士の登記代行費用)
- 雑費
- 近隣挨拶の手みやげ
- 地鎮祭費(神主への奉納金)
- 上棟式(心付など)
設計監理料は、相談・打ち合わせを進める上で、どの段階から、どのような費用が発生するか十分説明し、ご理解いただいた上で、計画を進めます。
お客様のご承認を得ないうちに、何らかの費用が発生することはありません。